日本ニュース

 

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服役150年...ハワイの日本女性殺害被告に事実上の終身刑

2009年4月18日:読売新聞

【ロサンゼルス=飯田達人】米ハワイ州オアフ島で2007年、ホームステイしていた渡辺真澄さん(当時21歳)が殺害された事件で、同州の仮釈放審査委 員会は17日、第2級殺人罪で有罪評決を受けたカーク・ランクフォード被告(24)の服役期間を最低150年に決めたと発表した。

事実上の終身刑となり、同委員会は「被告に反省の気配がなく、遺族の処罰感情にも配慮した」との声明を出した。

また、ホノルル地検のピーター・カーライル検事正は「1人殺害で150年服役は、私の知る限りハワイで最も重い刑だ」とし、「真澄さんの両親が、被告の 服役期間をなるべく長くするよう求める嘆願書を3万4000通の署名を添えて提出したことも影響したのだろう」と語った。

真澄さんは07年4月に行方不明になり、同被告の小型トラックから真澄さんの血痕が検出されるなど有力な状況証拠が見つかったが、遺体と凶器は発見されていない。

ホノルル地裁の陪審員は昨年4月、有罪評決を下し、同7月、同地裁は仮釈放付きの終身禁固を言い渡していた。

Source: The Yomiuri Shimbun

 

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ハワイ邦人殺害、服役「最低150年」

2009年4月18日:TBS News

アメリカ・ハワイ州のオアフ島で、2007年4月、ホームステイしていた日本人女性が殺害された事件で、有罪評決を受けた男の服役期間が、最低150年となることがわかりました。

ハワイ州の仮釈放審査委員会は17日、新潟県佐渡市出身の、渡辺真澄さん(当時21)を殺害した罪で有罪評決を受けた、カーク・ランクフォード被告の服役期間を、最低150年と決定したことを発表しました。

この事件は、2007年4月、オアフ島でホームステイしていた渡辺真澄さんが、行方不明になったもので、ランクフォード被告は当初、殺害を否認、裁判の 途中で、真澄さんを車ではねてしまい車に乗せたところ、真澄さんが飛び降りて死んだ、遺体は海に流した、などと証言していました。

仮釈放審査委員会は、「ランクフォード被告の態度は、極めて冷淡で、遺族感情を考慮し、地域の安全に配慮するため、服役期間を最低150年とする」としています。

150年の服役は、事実上の終身刑となりますが、渡辺さんの遺体が見つかっていないなど、事件の詳細は、いまだ謎に包まれたままです。

Source: TBS News

 

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<ハワイ日本女性殺害>被告に服役最低150年

2009年4月18日:毎日新聞

【ロサンゼルス吉富裕倫】07年に米ハワイ州オアフ島で新潟県佐渡市、渡辺真澄さん(当時21歳)を殺害したとして、仮釈放の可能な終身刑が言い渡され ていたカーク・ランクフォード被告(24)に対し、州仮釈放審査委員会は17日、服役期間を最低150年と決めた。同委員会は「殺害後の対応は冷酷で、社 会を守り遺族を慰めるため決めた」と極めて厳しい措置であることを強調。服役期間の短縮を申し立てることも50年間はできない。

Source: The Mainichi Newspapers

 

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服役150年を決定=ハワイ邦人女性殺害-米

2009年4月18日:時事通信

【ロサンゼルス17日時事】2007年4月、米ハワイ州オアフ島で新潟県佐渡市出身の渡辺真澄さん=当時(21)=が殺害された事件で、終身刑となった 元会社員カーク・ランクフォード受刑者(24)の仮釈放について協議していた同州更生保護委員会は17日、服役期間を最低150年とする決定を下した。

地元紙ホノルル・アドバタイザーによると、同委は「(受刑者は)冷酷非情で反省の色がない。遺族感情に配慮した」と決定理由を説明した。ただ、50年後に減刑の嘆願は行えるという。

Source: Jiji Press